ワイン発祥の地とも言われるブルガリアで、ミッシェル・ローランを招聘した、唯一無二のワイナリー。
誕生は1999年。現オーナーのアゴビアン氏が民営化されたワイナリーを購入し、「ハイクオリティワインをリーズナブルな価格で」の信念のもと、後にベストセラーとなるテリッシュ“メルロー”と“カベルネ・ソーヴィニヨン”の醸造をスタート。その後も、突出したクオリティとコストパフォーマンスのワインを次々とリリースし続け、新進気鋭のワイナリーとして一躍ブルガリアのワイン市場に名を馳せた。2004年には、更なる理想を追い求め、南ブルガリア・トラキア地方に200haにも及ぶ自社所有の葡萄畑を購入し、トラキア地方の気候と土壌に適した10種類以上もの国際品種と数種類のブルガリア土着品種の栽培に着手。2006年には新たにワイナリーを設立し、かつてヨーロッパとオリエントを結ぶ重要なルートとされたこの土地の遺跡の名に因み、ラテン語で「赤い砦」を意味する “カストラ・ルブラ” と命名し、ブルガリアワインに秘められた可能性を開花させるべく、ヨーロッパから世界的醸造家ミッシェル・ローラン氏を招き入れた。以来、彼の指導のもと優秀な若い醸造チームが中心となり、フランス式の醸造手法を用いて数々の素晴らしいワインを生み出し続けており、世界のワイン地図刷新を予感させる、いま最も注目すべき造り手のひとり。